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シーワ株式会社
マスクで鼻を出す「鼻出しマスク」について

フィルタの捕集効果が高い不織布マスクは、装着時の空気抵抗が大きくなり、息苦しさを伴い不快に感じることがあります。しかし、不織布マスクは着け方が重要であり、着け方によって性能が大きく変わります。マスクで鼻を出す「鼻出しマスク」は鼻呼吸下ではマスクを装着していないのと同じであり、大きな隙間をあけているとの同じです。マスクの装着は目的を再度認識し、場所と環境を判断したうえでマスクを外したり、マスクが必要な場合は「隙間を無くすように、きちんと着けよう」という意識を持つことが大切です。

 

マスクが息苦しくなる原因と対策

マスクの目的は飛沫やエアロゾル(※1)、花粉、ウィルスなどをフィルタリング(捕集)し体内に入りにくくする事です。
また、そのフィルタリング(捕集)性能を判断する基準もあり、PFE、BFE、VFEなどの捕集性能として、2021年6月16日に規定されたマスクの日本産業規格(JIS)では95%以上と定められています。フィルタリング(捕集)効果が高い程、物理的なフィルターの目が細かくなり(物理フィルター以外に静電気で捕集する機能もある)息苦しさが伴います。


※1 エアロゾルとは、ゾルとは分散媒が液体のコロイドのことであり、エアロゾルはそれにエアロ(空気)を付けた言葉である。ただし、分散媒は空気に限らずさまざまな気体があり、たとえばスプレーによるエアロゾルの分散媒はプロパンなどである。また、コロイド(粒子が約100nm以下)に限らず、より大きい粒子のものもある。(ウィキペディアより抜粋)

マスクの形状や装着方法による息苦しさ

マスクの装着はマスクとお肌との間に適切な空間を作る事が大切です。マスクの装着方法を誤ると、空間が損なわれ息苦しさにつながります。特に平面マスクにはプリーツの形状や溶着方法など様々な工夫がなされています。装着方法を誤って裏表が反対であったりすると、お肌とマスクとの間に空間が失われる事があります。装着時に裏表上下をしっかり確認し、適切にマスクを使用しましょう。

 

マスクの使用方法や環境による息苦しさ

マスクは本来の目的と性能上、使用後のマスク表面は、飛沫をはじめとする埃や花粉など、様々な微粒子、細菌、ウィルスなどが付着しています。
また、使用状況にも関係しますが、付着による目詰まりも息苦しさの原因につながります。

マスクは最低でも毎日交換するのがおすすめ

マスクは飛沫や花粉、エアロゾル、細菌、ウィルスなどをブロックするために使うものなので、毎日、できれば、人混みの中などでは、使用する度に清潔な物と交換しましょう。また、外出する時は複数枚用意し、こまめに交換しましょう。同じマスクを何日も使うような事をすると、息苦しいだけでなく、ウィルス等による感染リスクも高まってしまいます。

 

マスクの使用用途を誤ったタイプのマスク装着による息苦しさ

マスクには様々な使用用途による規格や仕様が存在します。使用用途や使い方を誤った場合も、息苦しの原因であることがあります。使用環境により次のようなタイプの仕様が存在します。

粉塵が多く舞う環境下で使用するマスク

防塵マスクを代表とするN95規格のマスクは、粉塵が多く舞う環境で短時間での使用を想定し設計されているので、通常用途での長い時間の使用や、呼吸機能の弱い高齢者や幼児、運動時などの肺機能に負荷をかける環境下での使用は望ましくないと考えられます。

飛沫などの大きな粒子だけを捕集することに特化した快適マスク

2層タイプのフィルター無しマスクや、一部のウレタンだけで構成されているマスクは快適性を優先しているので、様々な微粒子、細菌、ウィルスを捕集する基準を満たしていないと考えられます。限定した目的での使用をお勧めします。